今日は一般的な税務調査の流れと、調査官からの質問についてがどのように答えるべきかについて、個人的な考えを述べたいと思います。
税務調査の流れ
税務調査は、調査官が質問をし、質問に対して納税者の方もしくは税理士が回答をするという形式で進んでいきます。
実地調査初日の午前中は、通常は会計データなどのチェックにとりかかる前に、代表者の方にビジネスや会社の概要、主な取引先、売上、仕入れ、決済の締めや請求ルール、代表者の方の個人的な趣味の話などの質問を行います。
一通り質問が終わったところで、調査官は会計データや請求書、レシートなどの書類を確認しながら各取引の内容について質問し、会計処理が税金のルールにそったものかどうかを確認していきます。
調査官からの質問
書類から判断ができないことや書類に記載されていないことについてもたくさんの質問が行われます。
質問の仕方に決まりきったルールのようなものはなく、まとめて質問する場合もあれば、調査官が疑問に思う都度、質問がされる場合もあります。
会計データや書類、取引の内容などについて調査官から具体的な質問を受けた際に、「すぐに答えなくては」とあせって本来の事実と異なる回答をしてしまうことや、曖昧な回答をしてしまうことに気を付けましょう。
調査官の立場としてはそういったことがあると「あれっ、さっきこう言っていたけど、書類とつじつまが合わないな」とか「曖昧な回答だから、何かあるのかもしれない」と考えるのが普通です。
つじつまが合わないとき
調査を受ける側の立場では、何もやましいことはなくても、調査官に質問をされれば、緊張もしているでしょうし、過去の事実を思い出すのも大変ですから(税務調査は通常過去3年分の期間が対象となります)、うそをつくようなつもりはなくても、事実と異なることを言ってしまうこともあるかもしれません。
ただ、そうなると調査官の側でも、「一体何が事実なのだろうか。もっと確認する必要があるな」となってしまい、確認に時間をかける必要が出てきてしまいます。
お互いに余計な手間を生じさせないためにも、調査官からの質問にはあわてずに、事実を確認した上で、正確な回答を行うことが重要です。
【編集後記】
午前中は金融機関と打ち合わせ。午後からホームページのメニューやプロフィール等の改訂作業と新しい名刺のデザインを考えて発注まで。
【1日1新】
- クロームでQRコード作成
公務員のころはエクセルでQRコードを作成していました。調べるとクロームで簡単に作成ができたのでこれを名刺に盛り込んでみました。