強みをつくるには

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17600時間

17600時間、自分が税務調査に従事してきた時間です。

税務署で10年程、税務調査に従事してきましたので、その対応に関しては、そうでない税理士の方よりは強みと言えると思っています。

この経験を考える時、年数というのはあまりあてにならないと思っていて、より詳細に時間単位で考えてみます。

1月あたり20日働くとして1年で240日。

休暇や雑務などをこなす日がざっくり1月ぐらいはあると考えて、マイナス20日で220日。

1日当たり8時間働くとして、220×8=1760時間

1760時間×10年で17,600時間

アバウトですが、ざっとこれぐらいの時間は税務調査に従事してきたといえるでしょうか。

こうして時間で考えるとより具体的に相当な時間をその業務に費やしてきたことがわかり、強みと実感を伴っていえると感じます。

費やす時間で考えてみる

どんな分野であれ、働くにせよ、自分で開業をするにせよ、強みが欲しい方は多いのではないでしょうか。

私も今回、税理士として開業するに当たって自分の強みは何なのかを考えてきました。

そのために過去の自分が何をしてきたのかを棚卸して、自分に向き合うことが必要です。

その上で一番わかりやすいものは、税務調査だったわけですが、新たに強みを作りたいということもあると思います。

私もこれからまた違う強みも作っていきたいと思っています。

過去に税務署に入ったときにも、それを強く感じて当時、簿記と英語の勉強に時間を費やしました。

強みは本業の隣接分野で探した方が、本業と相乗効果があると思い、税務調査に生かすという意味で簿記、英語がいいかと感じたのと、もともとこの2つに強いコンプレックスがあったので克服したかったという2つの理由からです。

英語は2年半ほど、毎日2から3時間を休日も含めて費やしました(2.5時間×365日×2.5年=2281時間)。

簿記は記録をとっていなかったので、難しいですが、平均して1日2時間を3年ぐらいでしょうか(2時間×365日×3年=2190時間。

それぞれ、英語は最終的にTOEIC900点台、簿記も日商簿記1級合格できたので、2000時間ぐらい費やせば、もともと不得意(最初はなんでも不得意だと思います)であっても、ある程度強みと言えるぐらいまで伸ばすことは可能だと実感を持って言えます。

※もともと英語はTOEIC500点台、日商簿記も1級を初めて受験した時、あまりにわからなすぎて、絶望的な気持ちで試験時間中に途中退室した苦い思い出があります

意識して時間を費やす

強みを作るにはある程度の時間が必要です。

最初から天才的な強みがあればよいですが、私はそうではありませんでした。

おそらく多くの人が私と同様ではないかと思います。

それでも強みと言えるものがなくても、これから意識して時間を費やすことで強みを作ることができます。

「これをもっとやったらいいかも」とか「違いになるかな」という感覚を逃さず、後はそこに時間を費やす。

それが、後から見れば違いになり、強みになる。

もし、今強みがないなと感じる方がいれば、時間を費やすことで強みを作っていくことを意識していただければと思います。

【編集後記】

昨日は朝にブログ更新、午前中から外出。帰宅したら税理士会からの案内書類が届いておりました。

【1日1新】

墨田川テラス

スカイツリーがきれいに見えました。川沿いは思い思いにリラックスしている方がいて、気持ちがよかったです。

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