基礎控除は所得金額で決まる
確定申告の時期になりました。
基礎控除は、かつては一律の金額でしたが、現在は「合計所得金額」によって段階的に金額が変わる仕組みになっています。
合計所得金額が一定額を超えると、基礎控除は縮小し、さらに高額になると適用がなくなります。
合計所得金額とは給与所得・事業所得・不動産所得など、それぞれの所得金額を計算した後、それらを合計した金額をいいます。
年末調整だけでは確定しないことも
給与所得者の方は、通常、勤務先で年末調整が行われています。
その際の基礎控除は、勤務先が把握している給与額をもとに計算されています。
しかし、給与以外に事業所得や不動産所得などがある場合には、それらを含めた「合計所得金額」で基礎控除を判定することになります。
確定申告を行うと、給与と他の所得を合算した金額で再計算されるため、年末調整時の基礎控除額と結果が異なることがあります。
確定申告書作成コーナーでは自動計算されますが、年末調整のときと同じ金額になるとは限りません。
一定の繰越控除の適用を受けた場合の判定
確定申告では、一定の純損失や雑損失の繰越控除の適用により課税所得が減るケースがあります。
ただし、基礎控除の判定に用いる「合計所得金額」は、純損失や雑損失の繰越控除などの適用前の金額となり、原則として各所得金額を合算した金額で判断します。
合計所得金額が一定額を超えていれば、基礎控除が縮小することになります。
「申告すると損をする」ということではなく、本来の合計所得金額に基づいて税額が再計算されるということです。
基礎控除はすべての方に関係する制度ですが、所得の種類が複数ある場合には、思わぬところで影響が出ることがあります。
確定申告の際には、合計所得金額がどの区分になるのかを一度確認してみるとよいかと思います。
【編集後記】
外出して仕事。風と雨が強く、びしょびしょになってしまいました。
【1日1新】
スタバ竹橋パレスサイド店