決算書の科目は統一して使う
決算書には勘定科目というものがあります。法人であれば損益計算書、個人であれば青色申告決算書や収支内訳書があり、いずれも日々の経理・会計データの積み重ねの結果として作られていくものです。
売上や収入は「売上」、電気代や水道代は「水道光熱費」、出張や移動にかかった費用は「旅費交通費」といったように、それぞれ決まった科目に振り分けていきます。
一般的な取引であれば迷うことは少なく、毎年同じ科目に入力していけば問題ありません。しかし、場合によってはどの科目を使うか迷ったり、同じ内容の支出にもかかわらず年によって科目が変わってしまうことがあります。
勘定科目については、個人の場合、青色申告決算書や収支内訳書の様式にあらかじめ表示されていますが、必ずしもその科目に限定されるわけではありません。空欄に任意の科目名を入力して計上することもできます。
通常は、個人・法人ともに会計ソフトに入力した内容がそのまま決算書や損益計算書に反映されます(法人の場合は表示上の組み替えを行うこともあります)。だからこそ、ルールを決めて統一しておくことが重要です。
科目がバラバラだと比較ができない
同じ内容の支出なのに、年によって計上する科目が異なるのは好ましくありません。
後から決算書を見返したときに、「どの費用が増えているのか」「無駄がないか」といった分析がしづらくなるためです。
複数年の数字を並べてみたときに、特定の科目だけ大きく増減していれば、「この年は何があったのか」と気づくことができます。これは自分自身の振り返りだけでなく、銀行や税務署といった第三者が見る場合も同様です。
数字は比較してこそ、より意味を持つ場合も多いです。内容が同じであれば、科目も揃えておくことで、はじめて正しく比較できる状態になります。
「雑費」にまとめすぎない
どの科目にも当てはまらないものとして「雑費」という科目がありますが、何でもここに入れてしまうのは避けた方がよいでしょう。
雑費にまとめてしまうと、本来であれば他の科目で把握できたはずの支出が見えなくなり、分析が難しくなります。雑費はあくまで例外的に、どうしても分類できないものに限って使うべきです。
勘定科目は、支出の内容に応じて適切に、そして毎年同じ基準で使うことが大切です。そうすることで、自分で見返したときにも理解しやすくなり、第三者から見ても分かりやすい決算書になります。
【編集後記】
千葉まで行き、朝から鋸山に登山。昼過ぎに戻って打ち合わせ。
【1日1新】
鋸山登山