英語の勉強

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英語が苦手だった

英語が苦手でした。その原因は中学時代。中学校で初めて英語を勉強したわけですが、全然好きになれず勉強しませんでした。「日本人だから英語なんて必要ないでしょ」みたいなこと思っていました。ぶん殴ってやりたいですね。

どんなことでもそうですが最初に基礎をおろそかにすると、その後努力しても、徒労に終わることが多いです。英語で言えば基礎は文法です。英語が母語でなく、外国語として学習する場合は文法の理解、勉強が必須です。

これをさぼったがためにその後も英語との苦闘は続きました。

まず、中学英語の基礎、文法すら身についていないため、高校でも苦労します。大学入った時点でも関係代名詞とかそもそもbe動詞の使い方、疑問文の時の変化とかあんまりわかっていませんでした。なので大学受験は英語はとにかく単語を丸暗記するだけ。よくこれでなんとかなったなと思います。

英語が苦手というのはずっとコンプレックスとしてありました。大学時代は英会話サークルに入ったり、英会話スクールにも通ったりしました。それでもやっぱり基礎がないから、全然身につかない。そもそも勉強の仕方、根本が間違っているわけです。文法がわかっていないのに正しい文で会話なんてできるわけがないです。そんなわけで大学でも英語はできないまま、社会人になりました。

社会人では新卒で銀行に入社しました。業務では英語なんて一切必要ありません。なので英語の勉強もしなきゃなーとは思っていましたが、別に必要性もないから本気で勉強もしていないので、その能力があがるはずもありません。当時受けたTOEICのスコアはたぶん500ぐらいでした。

社会人1年目のときに読んだ「年収10倍アップ勉強法」(勝間和代)でTOEIC860以上を目指そうと記載されていて、頑張ろうとは思ったものの、なかなか英語の学習に時間を取れず優先順位も低いままで、英語力は低レベルのままでした。

英語完全上達マップ

銀行を退職し、公務員への転職を前にして少し時間ができました。銀行で知識やスキルのないものは会社に言われたことをやるしかないというのをいやというほど実感したので、公務員となるにあたって自分の武器を身に着けようという思いで英語を勉強することを考えました。その当時自己啓発本を読み漁っていたので、学習するためには正しい方法論で努力しなければいけないことがわかっていました(遅い!)。その時出会ったのが「英語上達完全マップ」というサイトでした。同名の本もあります。私は同じ本を3冊ぐらい買いました。2冊は友人に勧めたときにそのままあげてしまって、また読みたくなって買いなおしていました。

この本とサイトのコンセプトは日本にいながら、外国にいかずとも最低限の英語力(TOEIC900)は身に着けることができるとしてその方法論を説いたものです。その方法論は納得感があり、何度も何度も読み直して、このやり方の通りに勉強をしました。その方法論を簡単にいうと

  1. 最初に文法を徹底して勉強する
  2. 身に着けた文法をもとに簡単な英作文を大量にする(瞬間英作文)
  3. 簡単な英語の文章を様々な方法で音読する(音読パッケージ)

基本はこれだけです。2.と3.は並行に勧めて、それ以外にも英語の多読や単語学習なども入ってきますが、大枠は上記だけで最後に少しTOEICの対策をすればスコア900は普通にいけると思います。TOEICの対策なんて本当に最後だけです。

実際に私はこれをやってみました。具体的には銀行を退職して有給消化と無職の期間が2か月ちょっとあったので、その間に中学英語から高校(大学入試)レベルの薄い文法問題集を2冊買って、5回解きました。その際間違えた箇所は解答もよく読んで文章を理解したうえで、すべての問題の音読を10回ずつこなしました。大体1日5時間くらいを2か月ちょっとの間毎日やっていました。

公務員となった後は瞬間英作文と音読パッケージを通勤時間もぼそぼそ言いながら、毎日2~3時間やりました。これらを2年ほど続けた結果TOEICのスコアも目標だった900越えを達成できました(ちなみにその後はあまり英語の勉強はしていなかったので、昨年TOEICのスコアをもう一度取り直そうと決意して3回ほどの受験で930のスコアを取れました)。

この経験は私には本当に大きな自信になりました。なんせ中学時代からずっとコンプレックスをもっていた英語を30歳前に克服できたということ。また履歴書などにも自信をもって記載できるスコアで、多くの方からほめてもらえるしそれだけで一目置いてもらうことができます(決してTOEIC900はすごいスコアではなく英語はペラペラというレベルではありませんが全受験者の上位5%以内ではあります)。その後の公務員人生でも大きな武器として自分を助けてくれたと思っています。

また学習の正しい方法論を知ることができたので、その後も日商簿記1級の合格、専科研修での優等賞、税理士試験簿記論、財務諸表論の合格と、その後も勉強で結果を出すことができました。これには本当に英語の学習経験とそれによって得た自信がとても大きかったと思っています。

正しい方法でやるかやらないか

結局勉強(特に資格試験の勉強)は正しい方法論を知って、あとはやるかやらないかだと思います。実際に英語については公務員時代に何人もの方が「どうやって勉強したのか」を聞いてきました。そのたびに私は「英語上達完全マップ」のことを伝え、だれでもやれば絶対できることをお伝えしましたが、たぶん誰もやっていません(やってくれた知り合いの方いたら教えてください)。

毎日3時間として2年ちょっとという時間からも2000時間くらいは必要なので、大変といえば大変かもしれません。でも、やれば必ずできます。しかも到達してみてわかるのですがTOEIC900って全然すごくないです。そこから英語でペラペラに意思疎通できるようになるには話すこと(スピーキング)の練習も必要です。英語圏に身を置いて生活するなどしなければその高みにはたどり着けません。でもその段階の前に絶対必要なところまでは誰でも日本で普通に生活しながらたどり着けるのです。

結局公務員時代は英語を直接扱うことは多くありませんでしたがいろんな場面で自分を助けてくれました。今後は英語の勉強も継続して、より実践的なコミュニケーションもとれるように、そして直接誰かの役に立てるように頑張っていこうと思っています。

もし、英語を勉強しようと思っている誰かの参考になれば幸いです。

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