意図してずらしていいこととダメなこと―売上の計上時期には注意

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3月は区切りの季節

3月は区切りの季節です。
個人の確定申告は1月から12月を1年として区切りますが、会社の場合には3月を年度末とする会社が一番多いと聞いたことがあります。学校もそうですから、3月末で区切ることに多くの方が慣れているかもしれません。

最初に就職した銀行も、3月が事業年度末でした。4月には新人さんも入ってくるので、新しい年度になったことを感じることがありました。

国税の職場は少し違いました。国税の年度末は6月末です。7月10日に一斉に異動になります。

採用のときだけは4月からですが、通常は7月に異動して新たな部署、新たなメンバーで仕事を始め、6月末の年度末に向けて仕事をし、スケジュール管理していきます。さらに7月に皆一斉に異動になるというのも最初は違和感がありました。そのうちすぐ慣れましたが・・・。

季節感は大切にしたい

季節感は大切にしたいと思っています。

税理士という仕事も、季節によって繁忙の差があると言われています。基本的には12月以降から少しずつやることが増えていき、今の確定申告時期、さらには3月決算の会社の申告期限である5月末まで、ずっと忙しいというのが典型的な税理士の繁忙期と言われます。場合によっては土日もなく仕事というケースもあるようです。

私自身は仕事についても、なるべく繁忙期となることなく、日常の季節の移ろいを感じつつイベントを楽しむような余裕をもっていたいと思っています。

もちろんご依頼をいただくことはうれしいことですし、ご依頼いただいたものを期限までに仕上げるということは当然ですが。

季節は自然と移ろうものなので、それをずらすということは難しいものです。
一方で、タイミングは自分次第で少しずらすこともでき、それによって余裕が生まれることもあります。あえて時期をずらして動くことで、混雑を避けたり、ゆっくり楽しめたりすることもあります。

ずらしてはいけないもの

ずらしていいもの、ずらしておきたいものもあると思いますが、一方でずらしてはいけないものもあります。
代表的なものが「売上」を計上するタイミングです。

売上は商品を販売したタイミングやサービスの提供が完了したタイミングで計上することが基本的なルールです。

税金を少なくしたいという理由で、この売上計上のタイミングを意図的に先延ばしにすることはできません。もしそのようなことをしてしまうと、重いペナルティの対象となる可能性もあり、結果的に払う税金の額が大きくなってしまうこともあります。

売上の計上時期は、税務調査でも必ずといっていいほど確認されるポイントです。

だからこそ、ここはずらすことなく、ルールどおりに処理しておくことが大切です。

売上の計上時期は意図してなくとも、判断を誤りやすいポイントでもあるため、日頃から確認できる環境をつくっておくと安心です。

【編集後記】
午前中は自宅でホームページの修正などをしつつ、午後から自転車でサイクリングに行きました。

【1日1新】
玉川碑(万葉歌碑)

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