事業を始める予定の方と話すときに、よく聞かれることがあります。
事業を始めるさいに個人事業主(フリーランス)として行うのか、それとも会社(法人)を設立するのかという話です。
どちらが正解ということはない話で、状況によって選択は変わるかなと思います。
それぞれの違いについて改めて整理してみます。
個人事業主は身軽
個人事業主であれば、基本的には大きな手続きは必要ありません。
税務署に開業届などの書類を提出すれば、事業はすぐに始められます。
売上から経費を差し引いた金額が事業所得となり、他の所得と合算して翌年2月~3月に確定申告を行います。
仕組みはシンプルです。
法人を設立するときのような資本金も不要ですし、登記もありません。
好きなタイミングで動けるのが一番のメリットかと思います。
事業を始めると業種やその方の状況にもよるかとは思いますが、最初は売上が読めないことも多いかと思います。
それであれば、まずは身軽な形でスタートするという考え方も十分ありだと思っています。
法人という“器”を作る
一方で法人は、まず「器」を作る必要があります。
法務局で登記を行い、設立費用もかかります。
合同会社や株式会社かを決める必要もあります。さらに、資本金として個人のお金を会社に出資します。
この資本金は会社のお金になります。
会社を清算しない限り、自由に戻せるものではありません。
設立したうえで税務署に届け出、法人名の銀行口座をつくる必要があります。
個人と会社は別の人格です。
お金も明確に区分して管理する必要があります。
法人は一般的には信用力が高まると言われたり、役員報酬という形で所得を分散できるなどのメリットもありますが、その分手続きや管理の手間は増えます。
最初から法人にすべきか
結論として、最初から法人である必要は必ずしもないと思っています。
売上規模がまだわからない段階で、固定費や手続き負担を増やすことが合理的とは限りません。
まずは個人で始め、事業が軌道に乗り、利益が一定水準を超えてきた段階で法人化を検討する。
その順番でも良いのではないかと個人的には思います。
もちろん、最初から法人でやるという考えを否定するものではありません。
【編集後記】
子ども2人の看病をしつつ、自分は感染しないように気を付けて仕事をしながら過ごしました。途中打合せもしつつ。
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