融資を受けたい
融資を受けようと思っています。創業時の融資です。その理由としては
- 創業初期は売上の見込みがない
- 融資を受ける経験をしておきたい
- 創業融資は条件がいい
といったところです。
創業初期のつなぎとして
お客様の見込みがまったくない状態での独立なので、売り上げの見込みもまったくありません。
当然ながらわかっていたことですが、独立前から副業することは不可能でした。それでも独立という道を選んだので、仕方ないですが、最初は費用ばかりが先に出ていきます。なのでその間のつなぎとして融資を受けようと思っています。
もちろん自己資金も相応に準備はしていますが、借入をしておいて資金的余裕を確保しておきたいと思っています。
融資を受ける経験
独立後の事業はお金に関することです。なのでお客様へ提供するサービスの一環として融資の話も入ってくるでしょう。その際に自分が経験していないと話に説得力がないので、自分で経験しておきたいというのが二つ目の理由です。
私は前職は国税職員でしたが、その前は銀行員でした。その中では事業性融資の経験もあります。「金銭消費貸借契約書」も何十枚と書いてもらっていました。しかしもう10年以上も前のことなので、自分の知識をアップデートする意味でも自分で借入をしたいと思っています。また、結局サラリーマンの立場しかしらない訳なので、自分自身が借金を背負うということも覚悟をもつという意味でとても大事なことだと思っています。
お客さまの立場で考えても自分でリスクを負っている人と、そうでなく、一歩違う立場の人(雇用されて、事業のための融資はあくまで知識として知っている人)とでは前者の人の話を聞きたいと思うのではないかなと思っています。
融資の条件
創業融資は融資の条件がとてもいいです。金利も低いし、一部を役所が補助してくれて実質金利はさらに低利になります。また、通常小口の事業用の融資を受けるには、保証協会という公的機関の保証を受けます。
※もしお金を借りた人がお金を返せなくなった場合には、保証協会が変わって銀行に借り入れ金の返済を行います。借りた人は保証協会に建て替えてもらう形になるので、保証協会に返済することとなり、借りたお金を返さなくてよくなるわけではありません。
この時、保証協会もボランティアで借金の保証人になってくれるわけではありませんので、保証してもらうための保証料というお金を払わなければなりません。
この保証料も一部または全額を補助してもらうことができます。
また、そもそもお金を借りるのあたっては銀行の審査があります。ちゃんと返せるという見込みがたつ人にしか銀行は貸してくれません。その際にそれを示す資料は借りる人の過去の経営実績(決算書)や借入の返済実績です。しかしながら創業融資の場合はどちらもありません。これから事業を始めるのですから当然です。なので「創業計画書」という計画書を作って、事業の見通しが甘くないか、本当にお金を返せそうか、これまで事業を運営するために役立つ経験をしてきたのかといったことを審査されます。逆に言えばその計画が妥当なものであれば融資を受けることができるのです。
創業計画書を作る
創業計画書はかなり細かい記載も求められます。これしか今後を見通す審査の書類はないので当然です。融資する立場ですと、さまざまな返済計画を審査していましたが、自分が作るとなると意外と大変です。ただ、頭の中で考えていたことを実際の書類、計画書に落とし込むことで、計画の甘い部分(本当にこの売り上げで返済しながら生活できるか)や、発生するだろうコストで漏れているもの、といった点が否が応でも浮かび上がってくるので、とても大事なものだなと改めて感じています。
出来上がったら金融機関に相談に行ってこようと思います。